日本全国海岸線走破　名古屋（紀伊半島経由）大阪　（髙橋俊次記）

名古屋から大阪までの紀伊半島一周に同行

具志君の海岸線日本一周・名古屋～大阪～下関～大阪バージョンのうち、名古屋から大阪までの紀伊半島一周に同行しました。三泊四日の文字通りの海岸ドライブでした。以下、簡単にリポートします。

第一日目（６月７日）

　高橋自宅出発。名古屋港海岸をナビに打ち込むもなかなかナビどうりにはいかず、どうにか名４国道に乗り、あとはひたすら鳥羽をめざすのみ、と思ったのは私の早とちり。具志旅のもう一つの仕事は中央郵便局と簡易郵便局回り。

津中郵によったあと、携帯で今日の宿探し。いろいろ思いめぐらせた結果、鳥羽より先、パールロードの下、小さな漁港、相差（おうさ）に決め、温泉有りの条件をつけ、観光協会と交渉。なんとかまとまる。二見郵便局によったあと有名な夫婦岩見学。

そして相差の宿へ。夜は魚を食し、ビールで乾杯しました。雨予報を覆す好天気で幸先の良いスタートでした。

第２日目（６月８日）

　６時起床。漁港で魚の水揚げを見る。こういう光景はなかなか見られないのでよかった。パールロードを通り、スペイン村、賢島観光ホテル、合歓の郷の門前で中を見渡し（ただけー笑い）、ひたすら海岸線をドライブ。途中、紀伊長島で昼食。ここで今夜の宿さがし。串本と決め、さらに安くを条件に観光協会と電話交渉。橋杭岩の側で国道沿いとのことで交渉成立。途中、那智の滝界隈に寄る。何年か前の同期会で歩いた熊野古道の出発点を通った時は感慨深かった。宿はさすが安いだけのことはある！と納得できる（アッハハハ）ところでした。この夜もそれなり？ビールで乾杯しました。

第三日目（６月９日）

　　橋杭岩をバックに記念撮影したあと、４２号線を南下。途中、簡易郵便局を探しながら寄る。簡易局は探すのがなかなか大変だ。マニアはそこが又、醍醐味のようなので・・・。さて今夜の宿は？これはもう２人の意見が一致、高野山の宿坊と決めた。またまた地元の観光協会へ電話。今度は昨日と打って変わり、よい部屋、よい食事、よい環境を条件に話をすすめる。テキは金のある旅行者とみたか「町の真ん中のいいところですよ」と紹介、「ただし５時まで必ず入ってくださいね、宿坊ですから」と２度も念を押される。海南市から山道をくねくね登り、４時には宿坊到着。大伽藍など見学。目を見張るような素晴らしい風呂のあとは三の膳まである豪華精進料理とビールを満喫した。

いやはやこれが宿坊ですかね、という率直な感想はあるが、われわれは信心ではなく観光ですからね、これでいいのだと納得もした。合掌とともに深い眠りに。

最終日（６月１０日）

　早朝５時起き。勤行に参加。

終わって部屋へ帰ると朝食が用意されている手際の良さ。

普通の宿ではなかなかこうはいかないのでは。８時半、女人堂や奥ノ院めぐりへ。しばし弘法大師のこころに触れる。休憩所での僧侶の話は面白かった。「奥ノ院にはいま話題のお江の大きな墓があるんですが、当院は宣伝が下手でねー」「いろんな有名人の墓がいっぱいありますが、これはステータスとして高野山にも墓をつくっているんです」。なるほどねー。帰りに杉木立の少ない明るい道を通ったら、大企業の宣伝文句の入った奇抜な墓があるはあるは、納得しました。

奥ノ院のあと郵便局に寄り、再び海南市に戻り再度４２号線へ。このころからこの旅初の雨となり大阪へ近づくほど強くなった。私の帰りの新幹線の時間、大阪近辺の地理不案内などもあり、途中から都市高速に乗り、今日も目的地新大阪駅にたどり着いた。私はそのまま名古屋へ無事到着でしたが、具志君はそれ以降、山陽・山陰の旅が予定されており、土日には大阪組に砂岡君も加わって一大宴会とか、紀州一周のあとはさてどんなことになったんでしょうかね。

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